朝日デジタル 2017年6月13日
以下転載------------------------
人口減に伴う需要減や、老朽化した施設の更新に費用がかかるという課題に直面する水道事業。赤字を出さずに継続するには、約30年間で6割の水道料金の値上げが必要との試算を日本政策投資銀行がまとめた。水道網の維持のため、厚生労働省は事業の広域化を促している。
主に市町村が担う水道の事業は、小規模のものも含めて全国に約7千ある。厚労省によると、人口減や節水機能付き家電の普及により、水の需要は減少。2060年ごろには、ピーク時の2000年から約4割減ると推計されている。
経営状況の悪化のため、水道管の更新などへの投資ができず、老朽化が進む事例もみられる。日本水道協会によると、水道管が破裂して断水するなどの水道管トラブルは、14年度に約2万2千件あったという。
同行は、人口予測をもとに水道料金の減収を推定。人件費や水質を保つための薬品の費用などは14年度並みとし、実情にあわせて60年で水道管を更新すると仮定した。事業者が毎年、赤字にならないよう、各家庭などから徴収する水道料金を値上げしていくと、14年度から46年度までに、全国平均で63・4%値上げされると推計した。
事業の広域化を促している厚労省は、交付金のほか、連携・広域化を実施する事例集をつくるなどして自治体を支援している。水道課の担当者は「地域の実情に応じて取り組んでほしい」と話す。
転載以上-------------------------
さて、麻生太郎氏が「日本のすべての水道を民営化します」
と驚きの発言をしたのはご存知でしょうか?各メディアはあまり取り上げませんが、この水道の民営化発言の場に、 ジャパンハンドラーであるマイケルグリーン氏がいるのか?
そう、これは、アメリカ向けに行われた会見でもあるのです。
【水道民営化】麻生太郎副総理兼財務相が言及 2013年4月19日 G20財務相・中央銀行総裁会議 CSIS戦略国際問題研究所
さて、ジャパンハンドラーとは一体何でしょう?
特に国際政治において、日本政府の手法を知り尽くした政権スタッフやタフ・ネゴシエーター(手強い交渉人)、ジャパンハンドラー(日本を飼い馴らした人物。 特にアメリカでの用法)を指すことが多い。(Wikipediaより)
水道民営化の話は、小泉内閣時代から持ち上がっていました。小泉氏の時代は、アメリカからの命令に忠実で、中小企業や国民の生活をを守ってきた、あらゆる制度をひっくり返してきました。すべては外資系企業の利益になるように、です。そう、アベ氏がひっそりと次々と法案をひっくり返していったのも、ほぼ、アメリカを含む外資系企業の利益のためだといえます。個人商店はどんどんつぶれ、大手外資系の企業だけが儲かるシステムです。イオンモールなどはその代表格でしょう。
それはさておき、政府がこういった指標を出すということは、水道事業に参入しつつある外資系にとっては、好都合なことなのです。
とにかく、外資系企業は、水道料金を値上げしたいのです!
なのに、各都道府県の水道料金が低ければ、外資系企業が買い取った大阪市等の水道料金を値上げしていくにも、バランスが悪くなるでしょう。とても浮いてしまいます。
このタイミング、どうでしょう?
「水道事業を外資系に売り渡す」発言の3年後に、この値上げの発表です。
これも、外資系からの圧力としか考えられません。
水道管などの老朽化や人口減少など、ずっと以前から続いていること。
水道は、公共のものです。どんなに貧困でも、水がないと生きていけません。
国民が、最低限必要とするもの、それが、水なのです。
だから、水だけは、税金で賄っていくべきです。弱者に対し、一番ダメージが大きいのです。そして、食品を扱う企業などは、水を大量に使うので、水道料の値上げとともに、商品ごと値上げをしていくしかないのです。そうなると、物価もどんどん値上げされていきます。裕福な家庭と同じように、母子家庭や病気や介護が必要な家庭などにも同じように負担がかかってくるのです。
そんな私たち国民の意思や意見など、国は聞いてくれないのです。そんな政府をいつまで指示するのですか?
外資系に水道事業を売ってしまった国の末路をご存知でしょうか?
ある国では、実際に水道料金が値上げされ、水が飲めずに病人や死者が出ている地域があるのです。
一体外資系に売り渡すことのメリットはどこにあるのでしょう?
外資系企業にとってはメリットになっても、
私たち国民にとっては、デメリットしかありません。
水道は、お金儲けのためにあるのではありません。
水道だけは、税金で賄うのが本来あり方です。
あらゆる取り決めを、勝手に進めていくこの国に住みながら、私たちは選挙権があるから自由だと思い込んでいるのです。
ほんとうにおめでたいことです。みなさんいい加減目を覚ましましょう。

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